円でどうにもならない事は縁でどうにかなるって誰か言ってた

裸にオーバーオールで牛若丸してたおっさんに魅せられて気づけばもうその時産まれた子供が成人するやんけ!キラキラ王子もおもろいおっさんもばっちこい。西のおっさん8人と田口にブイなアラフォー愛してる。

If or…初演 東京千秋楽 MC屋久島に行った話(くそ長い)

昔のブログを掘り起こしてたら見つけました。
懐かしさもあったし、あの時どんな顔して話してたかも思い出せるくらい当時の私にしてはメモなしで頑張って書いてるなと思ったので、見てない誰かの笑いのネタにでもなればとこちらに再投下します。
言っとくけど超長いよ!
これ話すの1時間くらいかかってた気するよ!


∞∞∞∞屋久島にて…ノーカット版∞∞∞∞

・2日間の連休に屋久島に屋久杉を見に行こうと思った村上さん。そして出発前日すでに屋久島体験済みの丸ちゃんに電話して何がいるかなどを聞くと

(丸Д山)別に何もいらんでー?登山用品のレンタルショップとかもいっぱいあるからそこで貸してもらえるしー

とのお答え。なので特に何も準備せずに行くことに。
出発前日のレコメン終わり、ホテルに行くためマネージャーさんと移動車に乗っていたら

(マДネ)村上さん、明日ホテルまで迎えに行きますよー羽田まで送りますね。

との申し出。でもプライベートの事でマネージャーさんを動かすのも悪いため断るが

(マДネ)いや、僕明日事務所行かないといけないんです。村上さん送ってから行ったら時間がちょうど良いんですよー

と、そこまで言ってくれるならと送ってもらうように頼んだ村上さん。ここからが芸人さんもびっくりなある意味最強の1日の始まりです(笑)

そのままマネージャーさんと別れてホテルに戻った村上さん。ある事に気づきます

(ヒДナ)あ、携帯無い!

忘れたのは多分移動車の中なため、マネージャーに連絡しようと思うも番号を覚えてないため連絡が取れない。

(ヒДナ)俺電話番号覚えてるん、実家と事務所とすばるの実家だけやからさー。すばるの家はJr時代に一緒に待ち合わせとかすんのに電話してたから覚えた。

事務所も夜遅いため誰もいないだろうし…でも、移動車に置いて来たなら明日マネージャーが迎えに来てくれるだろうからその時で大丈夫やわー

…この判断が大間違い(笑)

翌朝、朝7時に迎えに来ると約束してくれてたマネージャー(&携帯)をホテルの外で待つ村上さん。
しかしマネージャーは待てど暮らせど来る気配無く15分経過…
そして村上さん、大変な事に腕時計もしてません。わざわざ時計を見るのに1回ホテルに入ったり出たり、出たり入ったり…
そしてしばらくして気づきました

(ヒДナ)あいつ絶対寝とるな

飛行機の時間も迫っているためとりあえず羽田に行く村上さん。
空港に着いて気付きました。

(ヒДナ)飛行機の予約も携帯でしたからチケットの受取できひんのちゃうか?!

何とここで奇跡が!!飛行機を予約した時の予約番号を控えたメモを財布の中から見つけ出しました。そして何とかチケットはもらえた物の…
携帯も無い、時計も無い…普通の人なら行くのをやめる所ですが…

(ヒДナ)ま、何とかなるやろ

そして村上信五さん、今考えたら本当に何も無くて良かったねツアーのスタートです(笑)

屋久島までは直通で行けないため1回鹿児島で乗り換えです。
乗り換えの時に事務所に電話すると、出てきたのは事務員?警備員?の人。
関ジャニ∞の移動車に携帯を忘れてないか?と言う事を聞き確認してもらえば携帯はあるとの事。
こっちで預かっときますからいつ取りに来ますかー?と尋ねられ

(ヒДナ)いや僕、今から屋久島に行くんで…また取りに行くんで預かっててください

引き返せ。早く引き返すんだ村上!!
そして屋久島についた頃にはもうお昼過ぎ。まずは観光案内所に行って縄文杉まで行きたいと告げました。
村上さん、縄文杉はハイキング気分で軽く行けるもんだと思っていたそうです。
そしてらそこのおじさんに一言

「その格好で?死んじゃうよ?」

その時の村上さん、ナイキのスニーカーにTシャツ…
そのおっちゃんが言うには、普通縄文杉を見ようと思うなら明け方から登って日没までに帰って来ると言うのがほとんどだそう。
今から行くと完全にお山にお泊りになるけど寝袋とかは?と半ば怒られる26歳。
もちろん持ってないためとりあえず登山用具のレンタルショップに行く事に。
レンタルショップでも観光案内所と同じように怒られながらもとりあえずいるものを貸してもらい、タクシーに乗って登山口へ。(レンタルショップの人に今から登山口まで歩いてたら絶対間に合わないから!という理由のため)

そして結局時計も買えないまま1人縄文杉に登り始めた村上さん…
引き返せ!!引き返すなら今だ村上!!

そして麓で買った水をチビチビ飲みながら(わき水も飲めるけど何かあっておなか痛くなったら困る…と言うもっと違うとこで気ぃつかえや!と突っ込みたくなる言い分です)ズボンのポケットに、デジカメ・登山地図・水を入れて歩き続ける村上。
山の夕暮れは早いぞ。(もうここまできたら)頑張れ村上!!

歩いて行く中でガイドさんを連れた下山してくる人にすれ違う村上。
その度に「単身男1人」「単身男1人確認しました」等を無線で言われる。
どうやらガイドさん無しの人が遭難とかしないように皆で情報を共有してるのだとか…
そしてしばらく歩いていればまたガイドさんとすれ違い「私たちで最後のグループです。今から先は誰もガイドは降りてきませんが本当に大丈夫ですか?」と尋ねられ、何とも気楽に

(ヒДナ)もうここまで来たし大丈夫や思いますー

とか簡単に返事する村上。
間に合う、今なら間に合うから引き返すんだ村上!!

ガイドさんに、もし道に迷ったと思ったならその場から絶対に動くなと念を押されて再び歩き出す村上さん。
そこから先すれ違う人はもちろん誰もおらず…段々不安になってきたため地図を見ようとポケットを探れば…

(ヒДナ)地図が無い…

どこかで落とした模様。…引き返せ!!引き返すんだ村上!!
まぁもちろん引き返すわけもなく、なんとかなるやろの精神で突き進む、もはや人としてどうかと思う村上信五(笑)

とまぁ何やかんやあってちょっとした休憩所みたいなとこにたどり着けば目の前には何とカップルが。自分の進んだ道が間違ってなかった事に安心する村上。
やっと時間が聞けると安心するもとりあえずトイレへ駆け込む。スッキリして出てくれば…お約束的なもう誰もいないと言う悲しい結末。

気を取り直して草木が生い茂る中歩き続ければ、うっすら聞こえる人の声…。声のするほうに早足で近づいていけばガイドさんを含めた3人組を発見。

(ヒДナ)この人たちに着いていけば大丈夫やー!とは思ってんけどさぁ、ガイドさんってお金払わなあかんやん?だからあんまし近づき過ぎんように見失わんように適度な距離保って歩いた

あぁ、何かどっか間違ってるよ、お母さん…命と小金どっちが大事なんですか??

そしてその人達についていけば何とか縄文杉に到着

(ヒДナ)でも見たら、あーこんなもんかみたいなかんじやってさ。え?これなん?みたいな。

特に大きな感動は無かった残念な村上。

そして着いた時間を尋ねればまだ16時30分。自分の脚力&体力に感心していれば…
「あ~やっと着いた~」
と村上さん以上の軽装で登って来た1人の男性。

(ヒДナ)ちいちゃいリュック1つにジーパンやで?あぁきっとベテランさんなんやろうなー思ってさぁ

でも、話をよくよく聞いてみれば、なんとヒナちゃんと同じく初めて登ったという…。今は鹿児島に住んでいるけど、元々は大阪に住んでいたというそのホソミさんと明日一緒に降りる約束をして今日の宿泊地、高杉小屋へ

(ヒДナ)でもな、高杉小屋って聞いてたのに小屋の前の看板見たら高杉避難小屋ってなってるねん

小屋の中はコンクリートの打ちっぱなしで1階と2階に分かれており1階はすでに(おそらく)ベテランさん5人が使っていたため2階へ行くホソミさんと村上さん。

麓で買ってきたお弁当を食べていれば1階からはカレーの何とも良い匂い…

(ヒДナ)うまそうっすねー?っておっちゃんらに言うたら、へっへーあげないよって言われた。まぁあのおっちゃんらが重い思いして運んできたわけやからさぁ

と山男の厳しさを学んだ村上。明日も早いので、もう早々に寝る事に
そしてふと、ホソミさんはどうするのだろう?見た所寝袋も持ってないし…とホソミさんを見たら、ホソミさんはウィンドブレーカーを着てそれで寝るつもりらしい…
絶対寒いやろうと思いつつも、寝袋は1人分だし何も貸すことは出来ずに今日の疲れもあってか眠りに就く村上…

しばらくすれば、カタカタと何かの音で目を覚ます。何かな?と思って目を覚ませばそこには…寒さに震えるホソミさん。
でも寝袋にいれてあげるわけにも何も出来ない村上さん
そして、だんだん寒さの余り寝返りを打ちだしたホソミさん。
どうやら床と接してる下側は良いが上部分は寒いため寝返りをうってるんだろうとしばらく見ていれば

(ヒДナ)寝返りうって僕の方向いた時、そっと僕の下に足いれてきはってん。すごい丁寧な感じの人やったからそんなんするってもうよっぽどなんやろなって思って俺もそっとその上に足乗せたげてん。僕で良かったらどうぞーって

そして朝…
まぁ当然気まずさもあり昨晩の事は会話には出ないわけで…(笑)
とりあえずスムーズに麓まで降りればホソミさんから
「もし良かったら港までになるけど送りますよ?」とのお誘い。
昨日のタクシーの運転手さんがまた迎えに来てくるとは言っていたもののホソミさんのご厚意に甘え、とりあえず登山グッズをレンタルショップに返しに行く事に
ホソミさんに頼んでレンタルショップまで連れて行ってもらえばそこにあるのは
「CLOSE」
と書かれた看板。しまっとるんかい!!
と、壁に貼られた緊急連絡先(携帯番号)にホソミさんから携帯を借りて電話をするもどちらも留守電

(ヒДナ)何のための緊急連絡先や!!

と、この荷物どうしようかと店のドアに手をついた所…ゆっくりと開いたドア

(ヒДナ)鍵閉めてないんかい!!

まぁとりあえず荷物を店内に置きメモ帳に

「荷物返しに来ました。鍵が開いていたので勝手に入りました、申し訳ありません。何かありましたらこちらまでお願いします」

と携帯番号を書いて店を出ようとした村上、その時タクシーの予約を取り消さないといけない事に気づきます。
店内奥の事務所みたいになってる所に入りタウンページでタクシー会社を探せば4件ありその全部に電話をかけて予約を取り消し(ってかむしろ不法侵入ですよね(笑)メモに

「すいません、タウンページも借りました。ありがとうございました」

と付け足しホソミさんと港に向かいます。
いろいろお世話になったため出港までの時間の間にご飯を食べに行きそこをおごらしてもらう村上。

(ヒДナ)そん時にね、実は僕関ジャニ∞って言うグループに入ってるんですーって言うたらねホソミさん「知ってました。大阪にいる時に何度かテレビで拝見させて頂いた事があります。でも周りの皆さんが騒がれてなかったので僕1人が騒いでしまったら悪いなと思いまして」って言うてくれはってね。

ホソミさん良い人ーーーー!!!
またキチンとお礼がしたいのでホソミさんの携帯番号を教えてもらったヒナちゃん

(ヒДナ)そしたらね、自分の名前と電話番号の下にその日の日付いれはってん。何て律儀な人やー!!思ってね。

そして無事東京に着いて事務所に行き携帯も取り戻し、ホソミさんに電話をかければホソミさんは来月沖縄に転勤するらしくもし来る予定があれば連絡してくださいとの事

それからしばらくして、丸ちゃんと沖縄に行きふとホソミさんを思い出して電話をかけた村上さん。
2つ返事で会うのを了承してもらったため、ヒナちゃん・丸ちゃん・ホソミさん・ホソミさんの同僚と4人でご飯する事に。

(ヒДナ)まぁ、丸は僕から聞いてホソミさんの事知ってるでしょ?(股の間に手を挟んでカタカタ震えるホソミさんのジェスチャー)…とかもね?んで、ホソミさんの友達は僕の話も聞いてはるからお互いの連れて来た人間が相手(丸ちゃんがホソミさん、ホソミさんの同僚がヒナちゃん)を見て笑うって言うね何ともおかしな感じでした

お酒も入ってだいぶ砕けてきてあの夜の話になり
あの寒さ辛さは体験した人にしかわかりませんよねーという話をする2人。

「もう僕本当に寒くて村上さんの寝袋の下に足いれちゃったんですよ。すいません」

と律儀にあの夜の事を話すホソミさん

(ヒДナ)んで僕も、良いですよーあんな時はお互い様ですもん。って言うたらホソミさんが、「実はねあの寝返りうってる時村上さんの方向いた時は僕の中で村上タイムって呼んでたんです」って言われてさぁ(笑)

村上タイム!(笑)ホソミさん最高です(笑)

(ヒДナ)んで、丸ちゃんすっかりホソミさんの大ファンになったからなー。実はね今日何で急にこの話を思い出したかって言うと、昨日偶然ホソミさんから電話がかかってきたんです。
今出張で大阪に帰って来てるんですけど良かったらお会いできないかと思ってーって。でも、今舞台中やからすいません実は今こういう舞台をしててーまた誘ってくださいねーって言うて電話切ってんけど…まぁこんな出会いもあるもんやなーって。縁ってどこで繋がってるかわからんしね。こうやって今日この場所で一緒にいるのも皆との縁やし…

ってな感じでお話は終わりました。