円でどうにもならない事は縁でどうにかなるって誰か言ってた

裸にオーバーオールで牛若丸してたおっさんに魅せられて気づけばもうその時産まれた子供が成人するやんけ!キラキラ王子もおもろいおっさんもばっちこい。西のおっさん8人と田口にブイなアラフォー愛してる。

松竹座の幻影

関ジャニ∞のリサイタルで周りが色々盛り上がっております。

盛り上がる事は多いに結構。リサイタルに関しての否定的な意見でも、肯定的な意見でも、自分の思ってる事はどんどん言うべきだと思う。

 

今回のリサイタルに関して言いたい事は皆人それぞれだと思う。ので、私も自分の思った事を書いておく事にする。

 

私は狭い会場が好きだ。スタジアムよりドーム、ドームよりアリーナ、アリーナより松竹座。好きな人をものすごい近くで見れるなんてこんな幸せ無いでしょう。

でも時々、松竹座を卒業してかなりの年月が過ぎたにも関わらず松竹座の事を思い出して、あの頃楽しかったなぁとか考える度に、私ってめんどくさいオタクだなって思う。

いわゆる懐古厨になってやしないかと。

 

もちろん今の活動に不満があるわけじゃない。いや、ライブの回数は昔と比べればめっきり減ったし近くで会える事も少なくなった。その点には多少の不満はあるもののテレビへの露出は格段に多くなった。ライブの演出にもお金をかけてもらえる様になった。嬉しい事もたくさんある。

新しいファンの人が増えた事で大きい会場で色々出来る様になった。それはまぎれも無い真実で、ファンが増えなかったら未だに松竹座、良いとこアリーナでまだ細々やってる、むしろもう消滅してたかも知れない。そんな事は分かってる。だけれども、松竹座楽しかったなと思ってしまう。

チケットがさばききれなくて周りのお姉さんとひーひー言いながら譲り先探したり、アナザーの時に赤西やら亀梨やら斗真が出る日だけ満席になる客席を見て悔しくて泣きそうになったり。でも満席になった事にどこかほっとしたり。

東京Jr担の見に来てくれた友達に「本当ありがとう」だなんてお礼言ったりとか。

松竹座に行けばとりあえずいつもの顔ぶれが揃ってて、何回も行ったら覚えてもらえるんじゃないかって雰囲気で。茶々入れられたらやり返して。

 

ふと、エイトもそうなんじゃないのかなと思った。

 

松竹座の幻影に取り憑かれているのはきっと私みたいなめんどくさいファンだけじゃない。あの人達も多かれ少なかれ取り憑かれてる。

きっと一番取り憑かれてるのは横山くん。前を向いて先の事を考えたりしてるけど実は一番取り憑かれてる。そして意外と亮ちゃん。松竹座に行けばまだ子供の亮ちゃんが楽屋の隅で泣いてるんじゃないかと私は思ってる。後は村上くん。大阪時代、と大阪で頑張ってた時の事を時代だと切り離してるように見えるけど、時代と言われる度にその時代に固執しているんでは無いかと、思ってしまう様になった。


もしかしたら今もたまに松竹座から来てるような人を客席に見つける事があるのかも知れない。アリーナだったら「あ、あの子!」って見つけられた。ドームになったら分からなくなった。たくさんの人が来てくれるのは嬉しいけど。あの人達は・・・?

もしかしたらどこかの席にいるのかもしれない、でもどこにいるか分からない。もしかしたらもう俺たちのファンではなくなったのかもしれない。今のファンが大事なのは良く分かってる。でも、松竹座で同じ時代を過ごした所謂戦友はどこに?

(私はなんのインタビューか忘れたけど松竹時代のファンの事を戦友と言っていたのがすごく好きです)

 

そんな古いファンと新しいファンの入れ替わり時期、新しいファンと昔からのファンに線引きをして奇麗に切り離してみせたのが、嵐さんだと思う。新規ファン大量投入、古参の大量担降りという見事すぎる切り離しをみせてトップアイドルに登り詰めた。

 

エイトもそろそろそういう時期なのかも知れない。でもきっとあのお兄ちゃん達はそれを選ばなかった。選びたくないのだと思う。

なぜなら彼らはワガママだから。LIVE MONSTERの密着かなんかでヤスの言ってた言葉が今になって分かった気がする。

「バンドもダンスも大変じゃないか?どちらかにすれば良いのに」

と言ったスタッフさんに笑顔で

「僕らワガママですから」

と笑顔で答えたヤス(と隣にいた丸ちゃん)

 

あの時は僕らはワガママだからどっちもやりたいんだ。そういう意味だと思ってた。

でも、そうかあの人達ワガママだった。

ワガママだから、バンドもダンスもコントも全部やりたいし、ワガママだから昔からのファンも、最近ファンになってくれた人も、これからファンになってくれる人も捕まえておきたい。

その上でミリオン取れるような歌手になりたいし、おっさんになってもエイトレンジャーしてたい。

あの人達はこれっぽっちも手放すつもりなんてないんだ。なんて貪欲なんだろう。

あの人達の頭の中にはもしかしたら何も手放さず皆で階段を登って行きたいって思いがあるのかもしれない。

 

嵐のが階段を駆け抜けて行った時期。

猛ダッシュで階段を駆け抜けて、着いて来れなくなったファンは置いて行かれる。その大半は昔から応援していた子達。嵐のメンバーも置いて行きたくは無かったのかもしれない。でも、常日頃からてっぺんを取りたいと、その目標がある自分たちにとってそれは必要な犠牲だと割り切った。このへん嵐さん非常に上手だった。

そんな現実を見ていたから、もしかしたら遅くても良いから皆でゆっくり、もしそれでも着いて来れなくなった人がいたら、またどっかで巡り会えるように、エスカレーターを用意して(私はそれが八祭とか十祭とか地方の番組とコラボする事だと思ってる)またどこかで会おうねって笑顔で手を振る。てっぺんを取る為の犠牲なんて必要ない。 皆で楽しくやれればそれで良いじゃないか。

よく考えれば、私はあの人達はてっぺんを取る事を目標に掲げていないんじゃないかと思う。むしろてっぺん取りたいという言葉を聞いた事がない。きっとてっぺん取る事が目標なんじゃなくて自分たちの楽しい事をやる、皆が楽しんでくれる事をやる。松竹座の頃にそうやって少しづつだけどファンを増やして来た。自分たちが全力で楽しんでいれば皆は着いて来てくれる。そういう自信がお兄ちゃん達にはあるのかも知れない。

史上最大の下克上をやってのける準備を虎視眈々としているかもしれない。

(ただ個人的には関ジャニ∞は嵐にはなれないと思う。嵐にとって変わるとかは出来ないと思う。嵐にはなれないというか…嵐のような売れ方はしないというか。今くらいで頭打ちではないかと。この辺はまた何かで書こうと思ってます)

 

まぁあくまでも私の考えだし、あの人達の腹の内なんてわからない。

こうだったら良いなという希望。

リサイタルで色んな意味でTLもどこかしこも賑わってて少し頭痛くなってたけど思い出した。

そうだあの人達はワガママだった。

 

ワガママなおっさん達にとりあえず着いて行こう。だって着いて行って楽しくなかった事なんて無いんだから。